2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

教える英文法20(19の補足説明)ー「生活費」について

「生活費」の英語表現について -前回のブログの補足- 前回のブログで、「生活費」の英訳として my(our) living expenses あるいは my(our) living costs* を載せました。 costを使った表現で *costsを使った場合、所有格がなければ、the costs of living…

教える英文法19ー最強の剣法 / 拳法

最強の剣法 / 拳法 道場剣法と実戦剣法、あるいは、道場拳法と実戦拳法のどちらが強いか、について考えてみましょう。 話を単純化するため、 道場剣法 / 拳法は、道場の中だけで身に付けたもの 実戦剣法 / 拳法は、基本的な型などはまったく知らないもの と…

教える英文法18(仮定法7)ー as if ~ / as though ~

7 as if ~ / as though ~ 《一般的説明》 He looks as if he saw a ghost. 「彼はまるで幽霊でも見ているかのような顔をしている」 He looks as if he had seen a ghost. 「彼はまるで幽霊でも見たかのような顔をしている」 as ifの中の時制を、言い換え…

教える英文法17(仮定法6)ー S would rather (仮定法)

6 S would(had) rather (仮定法) 《一般的説明》 I would rather stay home. 「(今は)家にいるほうがいい / 家にいたい」 という表現であるが、「自分とは別の人が~すること(したこと)を望む」場合は(that) S + Vという文がくる。このとき、(that) S +…

教える英文法16(仮定法5)ー S wish ~

5 S wish ~ 《一般的説明》 「~であればなあ」という願望を表す形で、I hopeと違って、仮定法がくる。 I hope (that) he is alive. → 彼は生きているかもしれない。 I wish he were alive. → 彼が生きていないことを前提にしている。 hopeとwishは、進行…

教える英文法15(仮定法4)ー ifの省略

4 ifの省略 《一般的説明》 仮定法はifが省略されることがある。そのとき主語と次にきている語の位置が入れ替わる。 ⅰ If S were ~ → S wouldなど + V(原形) ・・・ → Were S ~ → S wouldなど + V(原形) ・・・ Were you in my shoes, you would understand how…

教える英文法14(仮定法3)ーIf it were not for A

3 If it were not for A / If it had not been for A 《一般的説明》 If it were not for A 「もしAがなければ」 = Were it not for A → 4を参照 Weren’t it for A → 4を参照 Without A (But for A) If it had not been for A 「もしAがなかったら」 = Ha…

教える英文法13(仮定法2)ー未来の事実に反する仮定法

2 未来の事実に反する仮定法 《一般的説明》 未来には、厳密な意味での“事実”は存在しない。前提条件である“事実”が存在しない以上、“事実に反すること”も存在しない、ということになる。 しかし、 ⅰ 未来において、述べたことが実現する可能性が高い―述べ…

教える英文法12(仮定法1)ー仮定法過去と仮定法過去完了

序文 はじめに 何事にもタイミングがあります。 「木を見て森を見ず」ということわざがあります。「細部にこだわりすぎて全体像を見失っている」という意味です。 たしかにそういうこともあります。ただ、「森を見るのが先か、木を見るのが先か」と問われる…

教える英文法

「教える英文法」は、次回から〔仮定法〕を扱います。 教える英文法 仮定法 作者:南田 庄 発売日: 2021/01/04 メディア: Kindle版 教える英文法: 比較表現 作者:南田 庄 発売日: 2020/11/23 メディア: Kindle版

教える英文法11ー最上級2

最上級を意味する原級・比較級の表現 否定語 as(so) ~ as A 否定語 such ~ as A 「Aほど~なもの(こと、人、とき、ところ)はない」 否定語 ~er / more ~ than A 「Aよりも~なもの(こと、人、とき、ところ)はない」 否定語には、nothing、no ~、non…

教える英文法10ー最上級1

最上級を使った文 1 「~の中で」を意味する前置詞 The whale is the biggest of all mammals. 「クジラはすべての哺乳類の中で最も大きい」 He is the cleverest student in the class. 「彼はクラスで一番利口な学生だ」 ofの次には複数名詞がくる。 inの…

教える英文法9ー比較(慣用表現)

慣用表現か理屈か 1 as usual 「いつものように、普段通りに」 He got up early as usual. 「彼はいつものように早く起きた」 2 than usual 「いつもよりも、普段よりも」 He got up earlier than usual. 「彼はいつもよりも早く起きた」 《問題提起》 「…

英語の散歩道10ー敗者の美学

敗者の美学 A loser’s principles トランプ大統領がホワイトハウスを去りました。 彼の功罪はいろいろあるでしょうが、今は、そのことは置いておいて(Ignoring the merits and demerits of his achievement for the moment、Leaving his achievements and f…

英語の散歩道10ー敗者の美学

教える英文法 仮定法 作者:南田 庄 発売日: 2021/01/04 メディア: Kindle版 教える英文法: 比較表現 作者:南田 庄 発売日: 2020/11/23 メディア: Kindle版 曽根崎慕情 作者:南田 庄 発売日: 2018/08/17 メディア: Kindle版 9G(上): 満月の夜に狼男がやっ…

教える英文法8ー他の比較表現

他の比較表現 1 ~erを使わない比較級 × He is kinder than generous. 「彼は寛大というより親切だ」 比べるものは同じ形にしなければいけない。kindとgenerousを比べているのに、kindにはerを付けてgenerousにはerを付けていない。従って、kinderのerを取…

教える英文法7ー比較級(no 比較級 than)

no 比較級 thanの構文 1 He is no better than a beggar. 「彼は浮浪車同然だ」 2 He has no more than 100 yen. 「彼は100円しか持っていない」 = He has only 100 yen. 3 He has no less than 10,000 yen. 「彼は1万円も持っている」 = He has as m…

教える英文法6ーthere構文

There構文 「私の本は机の上にあります」 を英訳すると × There is my book on the desk. ○ My book is on the desk. となることは有名ですね。 There構文は不特定なもの(人)に使う からです。 従って、特定なもの(my book)をthere構文で表現できません。 …

教える英文法6ーthere構文

There構文 「私の本は机の上にあります」 を英訳すると × There is my book on the desk. ○ My book is on the desk. となることは有名ですね。 There構文は不特定なもの(人)に使う からです。 従って、特定なもの(my book)をthere構文で表現できません。 …

英語の散歩道9ースローライフ

カタカナ 「英語かな」と思っていたカタカナが、実は、「英語ではない」語が日本語の中にはたくさんあります。 例えば 「ペットボトル」 「ペット」の由来は、ポリエステルの一種であるポリエチレンテレフタラート( polyethylene terephthalate )の略称PETで…

英語の散歩道8ー前回(7)の追加

(追加) 前回のブログの一部 「 a mama’s boy(米語) a mummy’s boy(英語) という英語が出てこなければ a man who is too dependent on his mother a man who is tied (up) with his mother’s apron a man who is always following his mother’s order a…

英語の散歩道7ーマザコン

マザコン 「マザコン」を英語で言うと a mama’s boy(米語) a mummy’s boy(英語) ですね。 決まり文句は知っていれば簡単に表現できます。しかし、知らない表現もたくさんあります。母語である日本語でもとっさに出てこない語があります。ましてや、米語 …

英語の散歩道6ー古風な人間

重なる語 明けましておめでとうございます。 コロナ一色の一年が明けましたが、新年(2021年)はコロナが最大の話題にならない年であることを願って止みません。 最近、年賀の挨拶をラインで受け取ることが多くなりましたが、ほとんどが、 新年明けまし…