英語表現

教える英文法17(仮定法6)ー S would rather (仮定法)

6 S would(had) rather (仮定法) 《一般的説明》 I would rather stay home. 「(今は)家にいるほうがいい / 家にいたい」 という表現であるが、「自分とは別の人が~すること(したこと)を望む」場合は(that) S + Vという文がくる。このとき、(that) S +…

教える英文法16(仮定法5)ー S wish ~

5 S wish ~ 《一般的説明》 「~であればなあ」という願望を表す形で、I hopeと違って、仮定法がくる。 I hope (that) he is alive. → 彼は生きているかもしれない。 I wish he were alive. → 彼が生きていないことを前提にしている。 hopeとwishは、進行…

教える英文法15(仮定法4)ー ifの省略

4 ifの省略 《一般的説明》 仮定法はifが省略されることがある。そのとき主語と次にきている語の位置が入れ替わる。 ⅰ If S were ~ → S wouldなど + V(原形) ・・・ → Were S ~ → S wouldなど + V(原形) ・・・ Were you in my shoes, you would understand how…

教える英文法13(仮定法2)ー未来の事実に反する仮定法

2 未来の事実に反する仮定法 《一般的説明》 未来には、厳密な意味での“事実”は存在しない。前提条件である“事実”が存在しない以上、“事実に反すること”も存在しない、ということになる。 しかし、 ⅰ 未来において、述べたことが実現する可能性が高い―述べ…

教える英文法12(仮定法1)ー仮定法過去と仮定法過去完了

序文 はじめに 何事にもタイミングがあります。 「木を見て森を見ず」ということわざがあります。「細部にこだわりすぎて全体像を見失っている」という意味です。 たしかにそういうこともあります。ただ、「森を見るのが先か、木を見るのが先か」と問われる…

教える英文法11ー最上級2

最上級を意味する原級・比較級の表現 否定語 as(so) ~ as A 否定語 such ~ as A 「Aほど~なもの(こと、人、とき、ところ)はない」 否定語 ~er / more ~ than A 「Aよりも~なもの(こと、人、とき、ところ)はない」 否定語には、nothing、no ~、non…

教える英文法10ー最上級1

最上級を使った文 1 「~の中で」を意味する前置詞 The whale is the biggest of all mammals. 「クジラはすべての哺乳類の中で最も大きい」 He is the cleverest student in the class. 「彼はクラスで一番利口な学生だ」 ofの次には複数名詞がくる。 inの…

教える英文法9ー比較(慣用表現)

慣用表現か理屈か 1 as usual 「いつものように、普段通りに」 He got up early as usual. 「彼はいつものように早く起きた」 2 than usual 「いつもよりも、普段よりも」 He got up earlier than usual. 「彼はいつもよりも早く起きた」 《問題提起》 「…

英語の散歩道10ー敗者の美学

敗者の美学 A loser’s principles トランプ大統領がホワイトハウスを去りました。 彼の功罪はいろいろあるでしょうが、今は、そのことは置いておいて(Ignoring the merits and demerits of his achievement for the moment、Leaving his achievements and f…

英語の散歩道10ー敗者の美学

教える英文法 仮定法 作者:南田 庄 発売日: 2021/01/04 メディア: Kindle版 教える英文法: 比較表現 作者:南田 庄 発売日: 2020/11/23 メディア: Kindle版 曽根崎慕情 作者:南田 庄 発売日: 2018/08/17 メディア: Kindle版 9G(上): 満月の夜に狼男がやっ…

教える英文法8ー他の比較表現

他の比較表現 1 ~erを使わない比較級 × He is kinder than generous. 「彼は寛大というより親切だ」 比べるものは同じ形にしなければいけない。kindとgenerousを比べているのに、kindにはerを付けてgenerousにはerを付けていない。従って、kinderのerを取…

教える英文法6ーthere構文

There構文 「私の本は机の上にあります」 を英訳すると × There is my book on the desk. ○ My book is on the desk. となることは有名ですね。 There構文は不特定なもの(人)に使う からです。 従って、特定なもの(my book)をthere構文で表現できません。 …

教える英文法6ーthere構文

There構文 「私の本は机の上にあります」 を英訳すると × There is my book on the desk. ○ My book is on the desk. となることは有名ですね。 There構文は不特定なもの(人)に使う からです。 従って、特定なもの(my book)をthere構文で表現できません。 …

英語の散歩道9ースローライフ

カタカナ 「英語かな」と思っていたカタカナが、実は、「英語ではない」語が日本語の中にはたくさんあります。 例えば 「ペットボトル」 「ペット」の由来は、ポリエステルの一種であるポリエチレンテレフタラート( polyethylene terephthalate )の略称PETで…

英語の散歩道8ー前回(7)の追加

(追加) 前回のブログの一部 「 a mama’s boy(米語) a mummy’s boy(英語) という英語が出てこなければ a man who is too dependent on his mother a man who is tied (up) with his mother’s apron a man who is always following his mother’s order a…

英語の散歩道7ーマザコン

マザコン 「マザコン」を英語で言うと a mama’s boy(米語) a mummy’s boy(英語) ですね。 決まり文句は知っていれば簡単に表現できます。しかし、知らない表現もたくさんあります。母語である日本語でもとっさに出てこない語があります。ましてや、米語 …

英語の散歩道6ー古風な人間

重なる語 明けましておめでとうございます。 コロナ一色の一年が明けましたが、新年(2021年)はコロナが最大の話題にならない年であることを願って止みません。 最近、年賀の挨拶をラインで受け取ることが多くなりましたが、ほとんどが、 新年明けまし…

英語の散歩道5ー10年ぶりの大雪

10年ぶりの大雪 寒波が日本を襲いました。 A cold wave has hit Japan. → hit Japan(あるいは、us)は、「強い地震が襲う」ときにも使います。 寒さの厳しい冬になりそうですね。 We’re expecting* a hard winter. *be expectingは役に立つ表現です。 I’m …

英語の散歩道5ー10年ぶりの大雪

10年ぶりの大雪 寒波が日本を襲いました。 A cold wave has hit Japan. → hit Japan(あるいは、us)は、「強い地震が襲う」ときにも使います。 寒さの厳しい冬になりそうですね。 We’re expecting* a hard winter. *be expectingは役に立つ表現です。 I’m …

英語の散歩道5ー10年ぶりの大雪

10年ぶりの大雪 寒波が日本を襲いました。 A cold wave has hit Japan. → hit Japan(あるいは、us)は、「強い地震が襲う」ときにも使います。 寒さの厳しい冬になりそうですね。 We’re expecting* a hard winter. *be expectingは役に立つ表現です。 I’m …

教える英文法(比較表現)ー比較級を強める語

比較級を強める語 比較級を強める語には次のものがある。 much、many、far、even、still、a lot、considerably 次のケースに注意 A.He has many more books than I (have). 「彼は私よりずっとたくさん本を持っている」 moreの元はmanyなので、「本の数の多…

教える英文法4ー理屈か慣用か

慣用表現か理屈か 1 as usual 「いつものように、普段通りに」 He got up early as usual. 「彼はいつものように早く起きた」 2 than usual 「いつもよりも、普段よりも」 He got up earlier than usual. 「彼はいつもよりも早く起きた」 《問題提起》 「…

英語の散歩道4ー心に染み入る音色

久しぶりに横山玲奈さんの動画を見ました。 以下の文は、以前に書いたブログ記事です。 心に染み入る音色 夕暮れ時、ひときわ目立つ鐘楼の上から悲しいほど美しいバイオリンの音色がレンガ造りの街並みに響き渡ります。 ひっそりと静まりかえった街の中で、…

教える英文法3ー原級(as ~ as)

● 原級(as ~ as)を使った文 1 as many as 数字「~も」(数の多さを強調) as much as 数字「~も」)(量の多さや程度の大きさを強調) その他の用例 He came as early as 9 pm. 「彼は午後9時にはもうやって来た(ずいぶんと早かったな)」 He came as …

英語の散歩道3ー擬人化の続き

続き 英語の散歩道3(擬人化)の中で 「 come across ~は「~に偶然出会う」だから「本に出会う」には使わない と指摘する人もいますが、「人との待ち合わせで、時間つぶしに何気なく入った本屋で偶然いい本に出会う」こともあります。個人的には come acr…

英語の散歩道4ーTop shape

Top shape be in (good) shape は 「形がいい」 ではないです。 shape = condition(COD、OALD) と定義されているように 「状態、調子」 という意味です。 従って be in (good) shape = be physically fit(OALD) 「調子がいい、体調がいい」 という意味になり…

英語の散歩道3ー擬人化

擬人化 対象が「もの」であっても「まるで人間が相手であるかのように表現する」ことですね。 英語表現の中にもそういう意識が働いていると思われるものがいくつかあります。 今回は、そのうちの2つの例を挙げます。 「良書に出会う」 「~に出会う」という…

教える英文法2ー序文

序文 ・はじめに 「英語を教える立場の人」といっても、いろいろな人がいるでしょう。小学校で本格的に英語を教えることになって戸惑っている教師、英語教師を志望して教育実習が迫っている大学生―あるいは、社会人―、英語教育の経験が浅く自分なりの方法が…

教える英文法1ーはじめに

はじめに 今回から、“英語の散歩道”とは別に、新しい企画も始めたいと思います。テーマは“教える英文法”です。 アマゾン電子書籍は《構文・表現解説》→《問題提起》→《解説》という構成になっていますが、当ブログでは、《構文・表現解説》→《問題提起》の一…

英語の散歩道2ーさぼる

「サボる」を英語でどう表現するのでしょうか。 ネットを見てみると、まあ、なんとたくさんの単語があることか、感心しました。 最も無難なのが、skipでしょう。 skip class(school) 「授業(学校)をさぼる」 と表現したりしますが、「正当な理由で休む」(a…