教える英文法16(仮定法5)ー S wish ~
5 S wish ~
《一般的説明》
「~であればなあ」という願望を表す形で、I hopeと違って、仮定法がくる。
I hope (that) he is alive.
→ 彼は生きているかもしれない。
I wish he were alive.
→ 彼が生きていないことを前提にしている。
- hopeとwishは、進行形になる/ならないという違いもある。
hopeは、相手に丁寧に頼むときは進行形にして
I am hoping S ~
I was hoping S would ~
と表現するが、wishは進行形にはならない。
基本的な形は
仮定法過去
S wish S V(過去形)
S wish S would(could)など V(原型)
仮定法過去完了
S wish S had V(過去分詞)
S wish S couldなど have V(過去分詞)
例文
I wish he were alive. (仮定法過去)
「彼が生きていればなあ」
I wish it would stop raining. (仮定法過去)
「雨が止んだらなあ」
I wish I had taken his advice then. (仮定法過去完了)
「あのとき彼の忠告を受け入れていればなあ」
I wish ~「~であればなあ」と同じ意味を伝える表現
How I wish ~!
If only ~!
Would that ~!
O(Oh) that ~!
《問題提起》
基本形で見たように、S wishの後には助動詞(過去形)があるときもあれば、ないときもあります。その基準は文意で決まるので、例文を使って学習者に説明するほうがいいでしょう。
I wish ~「~であればなあ」と同じ意味を伝える表現は必ず触れておくほうがいいでしょう―O(Oh) that ~!が直接訊かれることはあまりないでしょう。
《解説》
略