2021-01-01から1年間の記事一覧

映画と英文法12

今回は、youtube”映画と英文法12”で、先に公開しています。 ブログ記事は、後日になります。

映画と英文法11

映画と英文法11 今回は、2つのセリフを取り上げます。 1つ目は、手術中に発した、一人の医師の言葉 They’re all messed up. ここでのtheyは、患者が示す数値のことで 「どれもこれもすべてめちゃくちゃだ」 と言っています。 つまり、「ほとんどお手上げ…

前回の追加

(追加) He died young. ( He died. + He was young. ) 「彼は若くして亡くなった」 It is important to venture into the unknown confident at least of our direction. ( you venture into the unknown + you are confident at least of our direction )…

映画と英文法10

映画と英文法(逃亡者)10-補語の合体 今回は、妻のヘレンが夫のキンブルに残した最後のセリフから I’ll wait up for you. 「起きて待っているわ」 「~を待つ」は wait for ~ です。 一方、「起きている」は be up です。 このbe up「起きている」は英…

映画と英文法9

to不定詞 今回は、to不定詞の中の2つの用法を取り上げます。 キンブルが、パーティー参加者の男性たちと話している妻のヘレンを連れ出す際に、男性たちに向かって言います。 There’s nothing to see here. 「ここには目新しいものは何もない」 to see here…

英語の散歩道16ー能動態と受動態

“英語の散歩道”としては、6月以来の久しぶりの更新です。 今回は、「能動態と受動態」についてお話しします。 一般に、能動態と受動態は、どちらの表現が使われているかを別にすれば、同じ意味を伝えます。 しかし、能動態を受動態に、逆に、受動態を能動態…

英語の散歩道16ー能動態と受動態

“英語の散歩道”としては、6月以来の久しぶりの更新です。 今回は、「能動態と受動態」についてお話しします。 一般に、能動態と受動態は、どちらの表現が使われているかを別にすれば、同じ意味を伝えます。 しかし、能動態を受動態に、逆に、受動態を能動態…

映画と英文法7の追加

映画と英文法7の追加 最後のページに内容を追加します。 命令文 + and ~を使った表現で次のものがあります。 Speak of the devil. Talk of the devil. 「悪魔のうわさをしてみろ」という命令文ですが、この文の後に次の文を補って考えればいいでしょう。 S…

映画と英文法8

映画と英文法8 今回は、2つの表現を取り上げます。 1つ目は、workです。 「働く、勉強する」という意味だけではありません。 キンドルの妻ヘレンと話している男性のパーティー参加者のセリフから Guess that works too? ここでのworkは「上手くいく、効き…

映画と英文法7

映画と英文法7 前回に続き、場面はホテルのパーティールーム(the hotel ballroom)です。 キンブルは、ゴルフのエアースィングをしている友人のポールに声をかけます。 KIMBLE:Straighten that arm, Paul, or you’re gonna slice. PAUL :Rich, golf pro te…

映画と英文法6

映画と英文法6 「次回は副詞の働きについて」と、前回のブログでお伝えしましたが、予定していた内容を変えて、先に進みたいと思います。 ストーリーは、回想シーンに入ります。 キンブルは、後に殺害されることになる妻のヘレンと共に、ホテルで行なわれた…

映画と英文法6

映画と英文法6 「次回は副詞の働きについて」と、前回のブログでお伝えしましたが、予定していた内容を変えて、先に進みたいと思います。 ストーリーは、回想シーンに入ります。 キンブルは、後に殺害されることになる妻のヘレンと共に、ホテルで行なわれた…

映画と英文法5

映画と英文法5 リチャード・キンブルの自宅前で、テレビレポーターがカメラに向かって話し続けます。 We know that she made a nine-one-one call to police indicating that there was an intruder in the house or that she was being assaulted. a nine-…

映画と英文法4

映画と英文法4 リチャード・キンブルの自宅前で、テレビレポーターがカメラに向かって話し続けます。 We know that she made a nine-one-one call to police indicating that there was an intruder in the house or that she was being assaulted. a nine-…

映画と英文法4

映画と英文法4 リチャード・キンブルの自宅前で、テレビレポーターがカメラに向かって話し続けます。 We know that she made a nine-one-one call to police indicating that there was an intruder in the house or that she was being assaulted. a nine-…

映画と英文法3

映画と英文法3 今回も、テレビレポーターのセリフから。 Now, as I indicated, she was found shortly before midnight. まず、文を先行詞にする関係代名詞について、おさらいしておきましょう。 文を先行詞にする関係代名詞には、whichとasの2つがありま…

映画と英文法2

場面は、キンブル医師の家の前です。 キンブルの妻が何者かに殺害され、彼は捜査官に伴われてパトカーの中に入ります。 テレビレポーターの一人がマイクに向かってしゃべっています。 その言葉の中から、表現をピックアップしましょう。 Details are sketchy…

映画と英文法ー告知

「映画と英文法」を、YouTubeでも視聴できるようにしました。 英文法解説を、画面を見ながら音声で聴くことで、視覚・聴覚の両方からインプットできるようにすることが目的です。 また、随所に現れる英文を、ネイティブが発話することで、リスニング力を自然…

映画と英文法ー告知

「映画と英文法」を、YouTubeでも視聴できるようにしました。 英文法解説を、画面を見ながら音声で聴くことで、視覚・聴覚の両方からインプットできるようにすることが目的です。 また、随所に現れる英文を、ネイティブが発話することで、リスニング力を自然…

映画と英文法ー前回ブログの一部訂正

前回のブログの一部を次の文に訂正 He could have broken his leg. ⅰ(彼女が足を骨折しなかったことが事実として前提になっている場合) 「彼なら足を骨折しただろう」 → 主語であるHeが条件の役割をしている仮定法で、「(実際は)彼女なので足を骨折しな…

映画と英文法ー前々回の追加補足

前々回のブログの補足 前々回で仮定法を取り上げました。 基本的には、仮定法は「事実に反する」文です。 Without your advice, he could have broken his leg. 「あなたのアドバイスがなければ、彼は足を骨折していただろう」 →「(実際は)あなたのアドバ…

映画と英文法ー逃亡者2(前回の補足)

前回の補足 be involved in ~「~に関わっている、~に巻き込まれている」について。 この表現は、「~に関わっている、巻き込まれている」という当事者意識が強く働いています。従って、「渋滞にあう」に使うのは避けたほうが無難かもしれません。 たしか…

簡単な英文法

「英文法が不得意だ」という意見をしばしば耳にします。 英語のシャワーを浴びることができる恵まれた環境にいる日本人は一握りでしょう。ある程度英文法を習得しなければ、いずれデッドロックにぶち当たってしまうでしょう(run up against the deadlock)。…

教える英文法25ー英語表現への応用

今回は英作文について考えてみましょう。 まず、絶対に避けたいことは、 英文として破綻している文は書かない ということです。 当たり前のように思えますが、受験生が書いた英文の中には、 主語だけで、動詞がない英文 など、 もはや英文としての体(テイ)…

教える英文法24ー仮定法の落とし穴

仮定法の落とし穴 仮定法は「事実に反する、あるいは、事実に反する可能性が高い」ときに使われることは確かです。 しかし、それを厳格なまでに意識し過ぎると、文意や、相手が言っていることが分からなくなるかもしれません。 次の文を見てみましょう。 Jap…

教える英文法23ー接続詞の落とし穴

接続詞の落とし穴 慣れ親しんだ語ほど油断が生じるときがあります-そういうケースを、とりあえず、ファミリアトラップと名付けることにしました。 辞書を引かないのはもちろんのこと、深く考えずに使って、その結果、間違った使い方をしてしまうことがあり…

教える英文法22(不定詞)ー期待に反するonly to

基本文法や基本構文で習ったことをいかに生かすことができるかが、英文を読む際には大切なことです。 英文法の授業で、準動詞の不定詞(副詞的用法)を扱った際、only toの用法を学ぶ、あるいは、教えるはずです。 only toは「期待に反する結果」を導く。 こ…

英語の散歩道15ーたかがseem、されどseem

たかがseem、されどseem 受験生にとってseemと言えば、 「~のように思われる、~らしい、~のようだ」 という意味とともに、 It seems that S + V ~. = S seem(s) to V ~. It seems that S + Ved ~. = S seem(s) to have Ved ~. という書き換え問題で、…

英語の散歩道14ー表現の簡略化

慣用表現による簡略化 次の日本文の英語表現について考えてみましょう。 「人の話を最後まで聞く」 まず、「意識的に聞く」のだから、 hear「勝手に聞こえてくる、耳に入る」 ではなく listen to「意識的に聞く、耳を傾ける」 を使うことになります。 「人」…

英語表現 表現の引き出しは多いことにこしたことはありません。 どういう文で表現するかは、好みもあります。書く、ということになると、他の文とのバランスも考慮しなければなりません。 とりわけ、英語表現を教える立場の人に関して言えば、学習者の力量に…